暮れの30日、朝からお餅をついていてもあんまり楽しくない。
鏡餅は一応作ったけど,どうしてもお正月気分が盛り上がらない。
それでも買い物に行かなくっちゃ。。。と思って出かけた私に、神様が喝をいれてくださったんじゃないかしら。そんな出来事だった。
アフリカ系か、ヒスパニック系かよくわからない初老の男性が、麺の売り場でうどんを一生懸命探してた。日本食に興味があるの?って聞いたら,ママが日本人だったんだよって。我が家のtradition なんだって言いながら,嬉しそうに息子さんとお孫さんを紹介してくれた。涙がでそうになったよ。
— 風信子 (@studiohyacinth) 2014, 12月 31
感謝祭にturkey を焼いていても涙がでる。夫が食べてくれないお節なんてむなしくて、買い物をしていても涙がでそうになった時 彼らに会った。そうなんだ、私達の大切な子ども達の為にも、私が生きている間はお節を作るんだって、そう思ったら涙が止まらなくなったよ。師走のHマートにて(笑)
— 風信子 (@studiohyacinth) 2014, 12月 31
四半世紀前、夫とロサンゼルスで 暮らしはじめた頃、日本食のお店に出かけたら,近くにいた元気なおばさんに言われた。今はホント,何でもあるね。日本にいるのと変わらない。私が来た頃は何もなくって、小麦粉をこねてうどんばっかり作ってたよ。って。
私は年越し蕎麦を探してた。だから、このおじさんにも「お蕎麦じゃないの?」って聞いたら、この白いヌードルなんだよ。って。
うどんの産地では年越しにお蕎麦ではなくて,うどんを食べるところもあると聞いたことがあるけれど、私は,このおじさんのママは、わたしがロサンゼルスであったおばさんと同じ年代の方だったんじゃないかなあ。。って勝手に想像してる。
日本の年越しが恋しくて、少しでもそんな自分の原風景を子ども達に伝えたくて、うどんを打ったんじゃないのかしら。我が家のtradition なんだよ。って嬉しそうに言ってたおじさん。亡くなられたお母さんを思う気持が愛おしくて、涙がでてしかたがなかったよ。
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